歯についてのマメ知識
  • 歯ブラシ選びと歯みがきのポイント
    No.03

    硬い歯ブラシをなるべく使わない
    硬い歯ブラシは歯や歯ぐきにダメージを与えるだけでなく、細かいところまで毛先が行き届きません。
    歯ブラシを強く握らない
    力が入りすぎると、歯や歯ぐきにダメージを与えます。
    みがく順序を決める
    みがき残しは、虫歯を作る大きな原因となります。 多くの人の場合、何回みがいても、同じ場所をみがき残しやすいものです。
    寝る前の歯みがきは特に重要
    口の中は、寝ているときは、だ液の分泌が少なく、歯垢が酸性になりやすいため、虫歯が進行しやすい環境になります。 このため、寝る前の歯みがきは、時間をかけて、ていねいに行うことをお勧めします。
    歯みがき時間の目安は最低でも数分
    歯が28本すべて残っている成人の場合では、全部の歯をていねいにみがくと、少なくとも3~5分はかかります。 歯垢は、時間が経つほど、落ちにくくなるため、歯みがき回数が少ないほど、長い歯みがき時間が必要になります。
    歯みがきは食後が理想
    歯垢は、時間が経つほど、落ちにくくなります。 朝も、歯をみがいてから食事をするよりは、食後に歯をみがいたほうが、虫歯予防には効果があります。
    歯の構造について
    No.02

    成人の歯は通常28本の歯があります。
    「親知らず」と呼ばれる第3大臼歯4本を加えると32本になります。
    大きく分けて奥歯(大臼歯)、前歯、その間にある小臼歯の3種です。
    ①エナメル質
    体の中で一番硬い組織ですが、再生力がなく、欠けたり、虫歯になると元に戻りません。
    ②象牙質(ぞうげしつ)
    エナメル質の次に硬い組織です。虫歯になると痛みを感じます。
    ③歯髄(しずい)
    神経線維・毛細血管・統合組織
    ④歯髄腔(しずいくう)
    歯の神経(歯髄)。血管やリンパ管、神経線維が通っています。
    ⑤セメント質
    歯根部をおおっている骨のような硬組織です。
    ⑥歯槽骨(しそうこつ)
    歯が埋め込まれている土台
    ⑦根尖孔(こんせんこう)
    この部分からあごの骨の神経や血管に通じています。
    ⑧神経および血管
    ⑨歯根膜(しこんまく)
    歯根部と歯槽骨の間にある。歯に加わる力をやわらげクッションのような働きをします。
    ⑩歯肉(しにく)
    ピンク色でひきしまっている歯肉が健康です。
    ⑪歯肉溝(しにくこう)
    歯周ポケットとも言われます。
    妊婦の歯が弱くなるのはなぜ?
    No.01

    妊婦になった途端にむし歯になった、歯がもろくなったと、妊娠した事で歯が弱くなったと思われている方がいます。
    確かに妊娠していない一般的な女性が一日に必要とするカルシウム摂取量は600ミリグラムであり、それが妊婦の場合は、900ミリグラムに上昇します。そのため、妊婦はカルシウム不足で歯が弱くなったと誤解されているのです。妊婦の歯のトラブルの主な原因はカルシウム不足ではなく、女性ホルモンの過剰な分泌にあると考えられています。
    女性ホルモンには、ある特定の種類の歯周病菌を増やす性質があり、そのため、妊娠して女性ホルモンの分泌が過剰になると、歯グキが炎症を起こし歯磨きがしづらくなり、その結果として、歯の健康が損なわれやすいのです。
    また同時に妊娠中は唾液の分泌が減ったり免疫力が落ちたりするため、歯周病や虫歯を招く危険がより高くなります。
    とはいえ、カルシウム不足が進むと歯や骨が弱くなるのも事実で、妊娠中は丁寧な歯磨きと並行してカルシウムの補給もこころがけると良いでしょう。
よくあるご質問と答え
親知らは必ず抜く必要があるのでしょうか?
親知らずだからといって、必ず抜かなければいけないというわけではありません。親知らずの状態によりますので、一度お気軽にご相談ください。
歯みがきの仕方は指導してもらえますか?
吉田歯科醫院では特に歯磨きの仕方について力を入れています。ご希望の方には、患者さんに合った歯磨きの方法を、時間をかけて説明させていただきます。
妊娠中ですが、治療はできますか?
重度の処置はおすすめできませんが、重い症状の場合、放置するリスクも考慮して対応いたします。
麻酔を使用しないで済む治療方法等で、できるだけストレスのないようにいたします。
初診の場合、何が必要ですか。
健康保険証をご持参いただければ結構です。また服用中のお薬があれば持ってきていただき、その取り扱いについて確認し、対応いたします。
定期検診はどの期間で受診すれば良いでしょうか?
一般に歯科の検診は、年に4回程度定期的に受けることが大切です。主に歯並びや虫歯のチェックと予防治療を行います。
治療費ってどのくらいかかるんですか?
治療内容によって、値段は様々になります。治療費については、医師にお気軽にご相談下さい。
お母さん、お父さんも子供の治療に同席できますか?
はい。お母さん、お父さんも、ご希望に応じてお子様の治療に同席して頂くことができます。一緒にご案内致しますので、受付時にお申し出下さい。